Wild Boar

猪肉(イノシシ肉)とは

日本の伝統ジビエ「ぼたん鍋」の主役

0 kcal カロリー / 100g
0 g タンパク質 / 100g
0 g 脂質 / 100g
0 mg ビタミンB1 / 100g
History & Culture

猪肉の歴史と文化

日本人と猪肉の関わりは、実は非常に古く、縄文時代の遺跡からもイノシシの骨が出土しています。 肉食が制限された仏教文化の広がりの中でも、猪肉は「山鯨(やまくじら)」「牡丹(ぼたん)」 という隠語で呼ばれ、脈々と食べ続けられてきました。

江戸時代には「薬喰い(くすりぐい)」として、滋養強壮のために猪肉を食べる文化が定着。 特に冬場、体を温める効能があるとされ、各地で猪鍋(しし鍋)が食べられていました。 獣肉食が禁忌とされた時代においても、猪肉だけは例外的に許容されていたのです。

「ぼたん鍋」の名は、薄切りにした猪肉を大皿に牡丹の花のように盛り付けることに由来します。 兵庫県丹波篠山のぼたん鍋は特に有名で、味噌仕立ての出汁で野菜とともに煮込む郷土料理として、 今なお冬の風物詩となっています。

このように猪肉は日本最古のジビエと言っても過言ではありません。 しかし現代では、より栄養バランスに優れた鹿肉にジビエの主役の座を譲りつつあります。 猪肉の魅力は脂の旨味にありますが、健康を意識する方には鹿肉がより適しています。

Deep History of Wild Boar

猪肉の歴史と「薬食い」文化

日本人と猪の関わりは、実に一万年以上の歴史を持ちます。縄文時代の狩猟から江戸の「ももんじ屋」、そして現代のジビエブームまで。猪肉は日本の食文化を語るうえで欠かすことのできない食材です。

縄文時代 ─ 猪の家畜化の試み

縄文時代の遺跡からは、大量のイノシシの骨が出土しています。興味深いのは、特に関東以西の遺跡において幼獣の骨の出土比率が不自然に高い点です。これは自然の個体群における年齢構成とは異なるため、一部の研究者は縄文人が猪の飼育や管理を試みていた可能性を指摘しています。実際に、中国大陸では猪(イノシシ)の家畜化が豚の起源とされており、日本の縄文人も同様の試みを行っていたと考えられています。しかし、日本列島では本格的な家畜化には至らず、猪は野生のまま狩猟対象として食べ続けられてきました。弥生時代に大陸から豚が持ち込まれた後も、野生の猪は貴重なタンパク源としてその地位を保ち続けたのです。

江戸時代 ─ 「山くじら」と両国のももんじ屋

江戸時代、仏教の影響で獣肉食は建前上タブーとされていましたが、猪肉は「山鯨(やまくじら)」と呼ばれ、広く食べられていました。鯨は魚の仲間として食べることが許されていたため、「山にいる鯨」と名付けることで肉食の禁忌を巧みに回避していたのです。江戸の両国橋近くには「ももんじ屋」と呼ばれる獣肉専門の料理店が軒を連ね、冬場には猪鍋を求める客で大変な賑わいだったといいます。「ももんじ」とは獣(けもの)の俗称で、店先には猪や鹿を吊るして看板代わりにしていました。

また、近江国(現在の滋賀県)の彦根藩は、猪肉の味噌漬けを特産品として将軍家に献上していたことで知られています。これは「薬」として贈るという名目でしたが、実際にはその美味しさが珍重されていました。井伊家の家臣が記した文書には、毎年冬になると味噌漬けの猪肉を江戸の将軍や有力大名に贈ったことが記録されており、猪肉が武士の間でも高級食材として扱われていたことがわかります。

「牡丹鍋」の語源と丹波篠山の400年の伝統

ぼたん鍋」という名称の由来は、薄切りにした猪肉を大皿の上に牡丹の花のように美しく盛り付けることにあります。赤身と白い脂身が交互に並ぶ様子が、まさに牡丹の花びらのように見えることから、この名が付きました。兵庫県丹波篠山では、400年以上前からぼたん鍋が食べ続けられており、現在も冬の名物として多くの観光客を集めています。丹波篠山のぼたん鍋は白味噌仕立てが基本で、土鍋に白菜・ごぼう・こんにゃく・しいたけ・豆腐などを入れ、その上に猪肉を広げて煮込みます。味噌の甘みと猪脂の甘みが溶け合い、体の芯から温まる冬の極上鍋です。

近年のジビエブームと猪肉の再評価

2010年代以降のジビエブームの中で、猪肉は再び注目を集めています。農林水産省の「国産ジビエ認証制度」(2018年〜)により衛生管理の基準が明確化されたことで、安心して猪肉を楽しめる環境が整いつつあります。フレンチレストランでの高級ジビエ料理としてだけでなく、猪肉カレー・猪肉ジャーキー・猪肉ソーセージなどの加工品も登場し、より身近な食材になりつつあります。ただし、猪肉はジビエ利用量全体の約30%にとどまり、約60%を占める鹿肉に大きく差をつけられています。季節による品質の変動が大きいこと、通年での安定供給が難しいことが、猪肉の流通拡大の課題です。

Wild Boar Around the World

世界の猪肉料理

猪(イノシシ)はユーラシア大陸を中心に広く分布しており、世界各地で独自の料理文化が発達しています。日本のぼたん鍋だけでなく、ヨーロッパやアジアでも猪肉は古くから親しまれてきた食材です。

イタリア ─ チンギアーレのラグーとサルシッチャ

イタリアのトスカーナ地方では、イノシシ(チンギアーレ / cinghiale)を使った料理がまさに名物中の名物です。太い平打ちパスタ「パッパルデッレ」に猪肉のラグー(煮込みソース)を絡めた「パッパルデッレ・アル・チンギアーレ」は、トスカーナを代表する一皿。赤ワイン・トマト・ハーブとともに数時間煮込んだ猪肉のラグーは、深いコクと複雑な風味が特徴です。また、猪肉のサルシッチャ(ソーセージ)も人気の加工品で、フェンネルシードやローズマリーなどのハーブを効かせた独特の味わいがあります。トスカーナのワイナリーでは、自家製の猪肉サラミをワインとともに提供することも多く、ワインとジビエのマリアージュを楽しむ文化が根付いています。

フランス ─ マルカッサンのローストとテリーヌ

フランスでは、猪肉は「サングリエ(sanglier)」と呼ばれ、秋冬のジビエシーズンに欠かせない食材です。特に珍重されるのが、生後6ヶ月以内の子猪「マルカッサン(marcassin)」。マルカッサンの肉は成獣に比べて柔らかく、臭みが少ないため、シンプルなローストや赤ワイン煮込みで供されます。成獣の猪肉は、赤ワインとスパイスに漬け込んでから煮込む「シヴェ・ド・サングリエ」が伝統的な調理法。テリーヌやパテに加工されることも多く、前菜として提供されます。フランスのジビエ料理は手間をかけて獣肉の魅力を最大限に引き出す点に特徴があります。

ドイツ ─ ヴィルトシュヴァインのグーラッシュ

ドイツでは野生の猪を「ヴィルトシュヴァイン(Wildschwein)」と呼び、秋冬の伝統料理に欠かせない食材です。猪肉のグーラッシュ(パプリカを効かせたシチュー)は家庭料理の定番で、じゃがいもの付け合わせとともに供されます。クリスマスマーケットでは猪肉のブラートヴルスト(焼きソーセージ)が人気のストリートフードとして販売されることもあります。ドイツの森林は猪の生息密度が高く、農作物被害も深刻なため、狩猟は森林管理の一環として位置づけられています。この点は日本の有害鳥獣駆除の状況と共通しています。

スペイン ─ イベリコ豚と猪の血統

スペインが世界に誇る最高級生ハム「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」。その原料となるイベリコ豚は、実は野生の猪(イノシシ)の血統を色濃く受け継ぐ品種です。イベリア半島の広大なデエサ(牧草地と樫の木の林)で放牧され、秋にはドングリ(ベジョータ)を食べて脂を蓄えます。この飼育環境は、野生の猪がドングリの森で暮らす生態とほぼ同じ。イベリコ豚の脂にオレイン酸(オリーブオイルの主成分)が豊富に含まれる理由も、野生の猪の食性に由来しています。猪肉の脂の甘さを知れば、イベリコ豚の美味しさの原点が理解できるでしょう。

韓国 ─ 猪肉の焼肉文化

韓国でも猪肉(メットウェジ / 멧돼지)は伝統的に食べられてきた食材です。特に江原道(カンウォンド)や慶尚北道(キョンサンプクト)の山間地域では、猪肉の焼肉が冬の名物。薄切りにした猪肉をコチュジャンベースのタレに漬け込み、サンチュで巻いて食べるスタイルが定番です。韓国では猪肉はスタミナ食・滋養強壮食として位置づけられており、日本の「薬食い」の文化と共通する考え方があります。近年は韓国でもジビエへの関心が高まり、ソウルのレストランでも猪肉料理を提供する店が増えています。

各国の猪肉調理法比較

代表料理 調理法 味付けの特徴
日本 ぼたん鍋、味噌煮込み 鍋・煮込み 味噌・醤油ベース
イタリア パッパルデッレ・アル・チンギアーレ ラグー(長時間煮込み) トマト・赤ワイン・ハーブ
フランス シヴェ・ド・サングリエ マリネ後煮込み・テリーヌ 赤ワイン・スパイス
ドイツ ヴィルトシュヴァインのグーラッシュ シチュー・ロースト パプリカ・ジュニパーベリー
スペイン ハモン・イベリコ(豚=猪の血統) 生ハム・塩漬け熟成 塩のみ(素材の味)
韓国 猪肉の焼肉(サムギョプサル風) 焼肉・サンチュ巻き コチュジャン・唐辛子
Cut Guide

猪肉の部位別ガイド

猪肉は部位によって脂の量、肉質、味わいが大きく異なります。それぞれの部位の特徴を知ることで、料理に合った最適な部位を選ぶことができます。豚肉と同じ部位名ですが、野生ならではの違いもあります。

ロース ─ 脂と赤身のバランスが最良

猪肉のロースは、背中側の長い筋肉で、赤身と脂身のバランスが最も良い部位です。適度にサシ(脂肪交雑)が入り、柔らかく風味豊か。ぼたん鍋で大皿に盛り付ける際にメインとなるのがこのロースで、ステーキやローストにも最適です。猪のロースは豚のロースに比べて肉の繊維が締まっており、噛むほどに旨味が出てきます。冬場の脂ののったロースは、猪肉の中でも最も人気の高い部位です。厚切りにしてフライパンでじっくり焼き、仕上げにバターとローズマリーを加える調理法もおすすめです。

バラ ─ 脂が厚く甘い、ぼたん鍋の真骨頂

バラ肉は腹側の部位で、猪肉の中で最も脂が厚い部分です。冬場の猪では脂身が3〜5cmにもなることがあり、この厚い脂身こそが猪肉の醍醐味。脂は豚バラよりもさっぱりとしていて、口の中でスッと溶け、独特の甘みとコクが広がります。ぼたん鍋では、この脂が味噌出汁に溶け出して極上のスープになります。バラ肉は煮込み料理との相性が抜群で、味噌煮込み・角煮・おでんの具材としても絶品です。脂身が苦手な方には向きませんが、猪肉の真髄を味わいたい方にはこの部位が一番のおすすめです。

モモ ─ 赤身中心のヘルシー部位

モモ肉は後脚の大きな筋肉で、猪肉の中では最も赤身の割合が高い部位です。脂身が少ないため猪肉の中では比較的カロリーが低く、猪の野性味を感じつつもあっさりとした味わいが楽しめます。野山を駆け回る猪の筋肉が集中する部位のため肉質はやや硬めですが、カレー・シチュー・煮込み料理にすると長時間の加熱で柔らかくほぐれ、旨味が凝縮されます。ミンチにしてハンバーグやミートソースに使うのも良い活用法です。猪肉の脂が苦手な方やカロリーを気にする方は、このモモ肉がおすすめです。ただし、カロリーや脂質の低さを求めるなら、鹿肉の方がさらに優れています。

肩 ─ 筋が多いが旨味は濃厚

肩肉は前脚と首の付け根あたりの筋肉で、よく動く部位のため筋繊維が発達しており、スジや腱も多い部位です。そのままでは硬いですが、じっくり時間をかけて煮込むことで、コラーゲンがゼラチン化してトロトロの食感に変わります。猪肉の中でも最も旨味が濃厚な部位のひとつで、赤ワイン煮込みやビーフシチュー風の料理に最適。圧力鍋を使えば調理時間を大幅に短縮できます。煮込んだ後の煮汁もスープとして極上の味わいになるため、一滴も無駄にしたくない部位です。

内臓 ─ レバー・ハツの活用法

猪の内臓の中で食用として活用されるのは、主にレバー(肝臓)とハツ(心臓)です。猪のレバーは豚レバーに比べて野性的な風味が強いですが、鉄分やビタミンAが豊富で栄養価は非常に高い部位です。しっかりと血抜きをし、牛乳に浸けて臭みを抜いてからレバニラ炒めやパテに加工すると美味しく食べられます。ハツは脂肪が少なくコリコリとした食感で、串焼きや炒め物に向いています。ただし、内臓は鮮度管理が特に重要で、適切な処理がされていない場合はリスクが高いため、信頼できる処理施設の製品のみを使用してください。

猪肉の部位別早見表

部位 脂の量 肉質 おすすめ調理法 特徴
ロース 中〜多 柔らかい ステーキ、ロースト、ぼたん鍋 脂と赤身のバランス最良。万能。
バラ 柔らかい ぼたん鍋、味噌煮込み、角煮 脂の甘さが最大の魅力。
モモ やや硬い カレー、シチュー、ミンチ 赤身中心。比較的あっさり。
少〜中 硬い 赤ワイン煮込み、圧力鍋料理 旨味濃厚。じっくり煮込み向き。
レバー 柔らかい レバニラ炒め、パテ 鉄分・ビタミンA豊富。要血抜き。
ハツ コリコリ 串焼き、炒め物 低脂肪で食感が良い。

※ 猪肉はどの部位も中心温度75℃で1分以上の加熱が必須です。生食は絶対に避けてください。
※ 脂身を控えたい方や、日常的にジビエを楽しみたい方には、全部位が低脂質のエゾ鹿肉がおすすめです。

Nutrition Facts

栄養成分比較表

猪肉・鹿肉・豚肉・牛肉の栄養成分を100gあたりで比較しました。
猪肉は脂質が多くカロリーが高い一方、鹿肉は圧倒的な低カロリー・低脂質を示しています。

栄養素 猪肉
イノシシ
鹿肉
エゾ鹿
豚もも肉
参考
牛もも肉
参考
カロリー (kcal) 268 110 183 182
タンパク質 (g) 18.8 22.3 20.5 21.2
脂質 (g) 19.8 1.5 10.2 9.6
鉄分 (mg) 2.5 3.4 0.9 2.7
ビタミンB1 (mg) 0.24 0.20 0.90 0.10
ビタミンB2 (mg) 0.29 0.35 0.21 0.22
コレステロール (mg) 77 68 69 72

※ 日本食品標準成分表(八訂)に基づく100gあたりの数値。個体差・部位により変動します。
鹿肉は猪肉と比べてカロリー約59%OFF、脂質は約92%OFF。圧倒的な差があります。

Taste & Character

猪肉の特徴と味わい

🍖

脂の甘さとコク

猪肉最大の魅力は、白く厚い脂身にあります。豚の脂とは異なり、口の中でスッと溶け、 独特の甘みとコクが広がります。この脂を味わうことこそ、猪肉の醍醐味です。 脂身の厚さは季節や個体によって異なり、冬場の猪は特に脂がのっています。

🌡️

季節による味の変化

猪肉は季節によって味が大きく変わります。11月〜2月の冬猪が最高とされ、 ドングリや栗を食べて蓄えた脂が甘く、身も締まっています。 夏場の猪は脂が薄く、やや硬めの肉質。旬を外すと別物のような味になります。

🔪

部位別の楽しみ方

ロース:脂と赤身のバランスが良く、ぼたん鍋の主役。
バラ:脂が多く濃厚。煮込みや味噌漬けに最適。
モモ:赤身が多く比較的あっさり。焼肉やカレーに。
肩ロース:適度な脂と旨味。すき焼き風にも。

猪肉は脂の旨味を楽しむ肉です。しかし、その脂質の多さはカロリーの高さに直結します。
脂身を控えたい方や日常的にジビエを楽しみたい方には、低脂質のエゾ鹿肉がおすすめです。

Classic Dishes

猪肉の代表的な料理

ぼたん鍋(牡丹鍋)

猪肉料理の代名詞。薄切りにした猪肉を大皿に牡丹の花のように盛り付け、 白味噌仕立ての出汁で白菜・ごぼう・きのこなどと煮込みます。 兵庫県丹波篠山が本場として知られ、冬季限定で提供する旅館や料亭が多数。 脂の甘みが味噌と絶妙に調和し、体の芯から温まる冬の味覚です。 猪肉は煮込むほど柔らかくなるため、鍋との相性は抜群です。

猪肉の味噌煮込み

角切りの猪肉を味噌・醤油・みりん・生姜でじっくり2〜3時間煮込む家庭料理。 長時間煮込むことで脂身がトロトロに溶け、赤身には味がしっかり染み込みます。 圧力鍋を使えば時短も可能。大根やこんにゃくを一緒に煮込むのが定番で、 ご飯のおかずにもお酒のつまみにもなる万能料理です。 作り置きが効くため、翌日は更に味が馴染んで美味しくなります。

猪肉の焼肉・バーベキュー

猪肉のロースやバラを厚めにスライスし、炭火やグリルで焼くシンプルな調理法。 塩胡椒だけでも十分美味しいですが、味噌ダレや柚子胡椒との相性も抜群。 脂が溶け出して炭火に落ちると、香ばしい煙が肉に風味を加えます。 ただし野生肉のため、必ず中心部までしっかり火を通すことが重要です。 レアやミディアムでの提供はできません。

猪肉カレー・シチュー

猪肉の角切りをカレーやシチューに使うと、豚肉以上のコクと深みが出ます。 ゴロゴロとした肉の食感と、スパイスやルーに溶け込んだ脂の旨味が魅力。 猪肉特有の野性味もスパイスが上手くカバーしてくれるため、 ジビエ初心者でも食べやすい調理法の一つです。 赤ワイン煮込みのシチューにすれば、レストラン顔負けの一皿に仕上がります。

Boar vs Venison

猪肉と鹿肉の違い

日本の二大ジビエである猪肉と鹿肉。それぞれに魅力がありますが、
健康・栄養面で選ぶなら鹿肉が圧倒的に優位です。

WILD BOAR

猪肉の特徴

  • 脂の旨味が最大の魅力
  • カロリー:268kcal/100g(やや高い)
  • 脂質:19.8g/100g(かなり高い)
  • 冬季(11〜2月)が旬
  • 味噌・醤油系の和食と好相性
  • 豚肉に近い感覚で調理可能
  • 西日本で人気(ぼたん鍋文化)
  • △ 脂質が多くダイエットには不向き
  • △ 個体・季節による味の差が大きい

VENISON ─ RECOMMENDED

鹿肉(エゾ鹿肉)の特徴

  • 赤身の旨味と栄養価が最大の魅力
  • カロリー:110kcal/100g(猪肉の約41%)
  • 脂質:1.5g/100g(猪肉の約8%)
  • 通年安定供給(北海道産)
  • 和洋中どの料理にも合う万能性
  • 牛肉に近い感覚で調理可能
  • 全国で流通(通販でも手軽に入手)
  • ◎ 高タンパク・低脂質でダイエットに最適
  • ◎ 鉄分3.4mg/100g(レバー並み)

まとめ

猪肉は「脂を楽しむごちそうジビエ」、鹿肉は「毎日食べたい健康ジビエ」
冬の鍋なら猪肉も魅力的ですが、日常の食卓に取り入れるなら
カロリー約59%OFF・脂質約92%OFFのエゾ鹿肉がベストチョイスです。

Safety & Tips

猪肉の入手方法と注意点

入手方法

猪肉は、ジビエ専門の通販サイト・直売所・道の駅・ジビエレストランなどで入手できます。 狩猟シーズン(11月15日〜2月15日)の冬場が最も流通量が多く、質の良い猪肉が手に入ります。 猟師から直接購入できるケースもありますが、必ず食肉処理施設で適切に処理された製品を選びましょう。

安全に食べるための注意点

中心温度75℃で1分以上の加熱が必須。レアやミディアムレアでは絶対に食べないでください。
E型肝炎ウイルスのリスクがあります。特にイノシシはE型肝炎の保有率が比較的高いとされています。
寄生虫(トリヒナ、住肉胞子虫など)の可能性。冷凍処理である程度リスクは軽減されますが、加熱が最も確実です。
生肉に触れた器具の洗浄を徹底。まな板・包丁は調理後すぐに洗い、他の食材との交差汚染を防ぎましょう。
信頼できる処理施設の製品を選ぶこと。自家処理の肉や出所不明の肉は避けてください。

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FAQ

猪肉に関するよくある質問

猪肉の臭みは、処理方法と個体の状態に大きく左右されます。 適切に血抜き・解体された猪肉であれば、臭みはかなり抑えられます。 ただし、鹿肉と比較すると脂に独特の野性味があることは事実です。 気になる場合は、味噌や生姜を使った調理法がおすすめ。 それでも臭みが気になる方は、よりクセの少ないエゾ鹿肉をお試しください。

豚はイノシシを家畜化したものなので、生物学的には同じ種の仲間です。 しかし味わいは大きく異なります。猪肉は赤身が締まって歯ごたえがあり、脂身はより甘くリッチ。 野山を駆け回って育った筋肉質な肉質は、管理された環境で育った豚肉にはない風味があります。 栄養面では、猪肉の方がビタミンB群やミネラルがやや多い傾向にあります。

猪肉の旬は11月〜2月の冬季です。狩猟シーズンとも重なり、 この時期のイノシシはドングリや栗などの木の実を食べて脂を蓄えているため、 脂身が厚く甘みが増します。「寒猪(かんいのしし)」と呼ばれる冬の猪は最高品質とされます。 逆に夏場のイノシシは脂が薄く、肉質もやや硬めになります。 なお、鹿肉(エゾ鹿)は通年安定して供給されるため、季節を問わず楽しめます。

絶対に生で食べてはいけません。 猪肉に限らず、野生鳥獣の肉は必ず中心温度75℃で1分以上(推奨は70℃で3分以上)の加熱が必要です。 特にイノシシはE型肝炎ウイルスの保有率が比較的高く、厚生労働省も注意を呼びかけています。 また、トリヒナ(旋毛虫)などの寄生虫リスクもあります。 刺身やたたきなどの生食は、猪肉では絶対に行わないでください。

ダイエット中なら断然、鹿肉をおすすめします。 鹿肉は100gあたり110kcal・脂質1.5gと、猪肉(268kcal・脂質19.8g)の半分以下のカロリーです。 タンパク質は鹿肉の方が多く(22.3g vs 18.8g)、筋肉を維持しながら減量したい方に最適。 猪肉は脂が魅力のジビエなので、脂質制限中の食事には向きません。 鉄分も鹿肉の方が豊富なため、貧血予防にも効果的です。

猪肉の魅力は「脂の甘さ」──
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猪肉より低カロリー・高タンパク
エゾ鹿肉という選択

猪肉の魅力は脂の甘さにありますが、健康を意識するならエゾ鹿肉が最適解。
カロリー約59%OFF、脂質約92%OFF。それでいてタンパク質と鉄分は鹿肉が上回ります。
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安全で信頼できるジビエをお届けするために、私たちは捕獲から加工までの全工程をデジタル記録するトレーサビリティシステムを導入しています。

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01

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