私たち上田精肉店にとって、とても嬉しい一日になりました。
この日の十勝毎日新聞の裏面一面に、
「新得食材『感動与える』料理に」
という大きな見出しで、金沢のホテルで提供されている新得の食材についての記事が掲載されました。
紙面には、なんとカラーで大きく、
上田精肉店のエゾシカ肉を使った料理も紹介されています。
「新得の食材」が、金沢のホテルの料理になる
今回の記事で紹介されているのは、金沢市にあるハイアット セントリック 金沢で提供されている「北海道ハーベストテーブル」のディナーです。
北海道各地から選ばれた食材を使い、北海道の魅力を料理として表現する取り組み。
その中で、
新得町のエゾシカ肉
そして
広内エゾリスの谷チーズ
が料理に使われています。
実際に提供されているコースでは、上田精肉店のエゾシカ肉を使った料理のほか、十勝彩美牛のサーロイン、広内エゾリスの谷チーズなど、十勝・新得の食材が一つのコースの中で料理人の手によって仕上げられています。
私たちにとって、とても嬉しいのは、
「新得町で作られた食材が、新得町を離れた場所で、新しい価値を持った料理になっている」
ということです。
エゾシカ肉が「料理」になるということ
私たちは、長年エゾシカ肉を扱ってきました。
ハンターの方から受け取ったエゾシカを、状態を見極め、温度管理をしながら素早く処理し、肉質を確認して商品に仕上げる。
それが私たちの仕事です。
しかし、私たちができるのは、そこまで。
その先にある、
「この肉をどう料理するか」
は、料理人の仕事です。
今回、ハイアット セントリック 金沢の料理人の方々によって、私たちのエゾシカ肉が一皿の料理になりました。
私たちが肉を届ける。
料理人が、その肉に新しい価値を加える。
そして、お客様がその料理を食べる。
この流れを考えると、改めて食材を作る仕事の責任と面白さを感じます。
「鹿肉って、こんなにおいしいんだ」
私たちが鹿肉を販売していて、よく耳にする言葉があります。
「鹿肉はクセがあると思っていた」
「硬いイメージがあった」
「初めて食べたけれど、おいしい」
という声です。
エゾシカ肉は、まだまだ一般的な食材とは言えません。
だからこそ、料理人の方がその肉をどう扱い、どんな料理に仕上げるかによって、食べる人の印象は大きく変わります。
今回の記事のタイトルにある、
「新得食材『感動与える』料理に」
という言葉は、私たちにとっても非常に印象に残りました。
「新得の鹿肉を知ってもらう」というところから一歩進んで、
「新得の鹿肉を食べて、感動してもらう」
そんなところまで、私たちも目指していきたいと思っています。
新得町から、全国へ
今回の取り組みで、もう一つ嬉しいことがあります。
それは、新得町そのものを知ってもらうきっかけになることです。
新得町は、決して大きな町ではありません。
けれど、
- エゾシカ
- チーズ
- 牛肉
- そば
- 山や森
- 豊かな水
- そこで暮らす生産者
など、たくさんの魅力があります。
今回、それらの食材が金沢に運ばれ、ホテルの料理として提供されました。
さらに、今回の企画には新得町出身のデザイナー・波多野さんが橋渡し役として関わっていることも、記事では紹介されています。
人と人がつながり、地域と地域がつながり、そして食材が新しい場所へ運ばれていく。
地方の小さな町からでも、こうした形で全国へ発信できる。
今回の取り組みを通して、そんな可能性を感じています。
「上田の鹿肉」を、もっと遠くへ
上田精肉店は、新得町で長年、エゾシカ肉を扱ってきました。
私たちが大切にしているのは、単に「鹿肉を売る」ということではありません。
新得町で獲れたエゾシカを、きちんとした仕事で肉にして、その価値を伝えること。
そして、
「新得の鹿肉はおいしい」
と言っていただける人を、一人でも多く増やすことです。
今回の十勝毎日新聞の記事を見て、改めてそう感じました。
新得から金沢へ。
そして、金沢から全国へ。
いつか、
「上田精肉店の鹿肉を食べるために、新得へ行ってみたい」
と思っていただけるような仕事ができればと思っています。
これからも、新得町の食材の魅力を、私たちなりの形で全国へ届けていきます。
最後に
今回、このような大きな紙面で取り上げていただいた十勝毎日新聞社の皆様、そして、ハイアット セントリック 金沢の「北海道ハーベストテーブル」に関わってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
そして何より、
新得町の食材を選んでいただいたこと。
それが私たちにとって一番嬉しいことでした。
これからも「新得の食材って、すごいね」と言っていただけるように、丁寧に仕事を続けていきたいと思います。
新得から、北海道の食の魅力を全国へ。
上田精肉店は、これからも挑戦していきます。
















